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● 各種ニュースメデイアから
中国高速鉄道事故を朝鮮日報から。
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/07/25 08:39:41
http://www.chosunonline.com/news/20110725000013
中国列車事故:落雷で停止の列車に追突か
現場は地獄絵
「強風と大雨の中で、あの高速列車に何か起きたのではないか。
まるでカタツムリがはうようなスピードだった」
23日午後8時27分(現地時間)ごろ、中国浙江省温州市西部の温州南駅近くに住む20代女性は、窓越しに杭州発福州行きの高速列車「D3115」が高架の上でほぼ止まっているのを見て、自分のミニブログにそう書き込んだ。
それから7分後の午後8時34分、その列車は後続列車「D301」に追突された。
先行列車がトラブルで止まっていることを知らないまま、「青信号」に従って走行してきたD301は、先行列車を見つけて急ブレーキをかけたが、間に合わなかった。
D3115の乗客は、列車が衝突より前に止まっていたと証言した。
負傷して温州市内の病院に収容された女性乗客は、新華社の取材に対し
「列車が午後8時ごろから25分も止まり、おかしいと思っていたが、突然ごう音がして、列車が地震でも起きたかのように揺れた」
と語った。
今回事故を起こした列車は、2007年に導入され、時速160-200キロで運転する初期モデルの高速列車だ。
最近開通した時速300キロ台の高速列車の前の世代に当たる。
電気機関車数両がけん引するところから通称「動車組」と呼ばれ、中国全土で毎日700本が運転されている。
中国政府は、今回の事故について、杭州を出発し、福州に向かっていたD3115に落雷があり、電力供給システムの故障で停止したことが原因とみている。
中国中央テレビ(CCTV)などが放送した現場の状況は地獄絵だった。
追突事故で、先行列車の後部2両が大きく損傷して脱線。
後続列車は電気機関車を含む前寄り4両が20-30メートル下の畑に転落した。
1両は高架橋と地面との間にぶら下がるように引っ掛かっていた。
落下した車両は原型をとどめないほどで、真っ二つに割れているものもあった。
事故直後、中国政府は消防隊員や武装警察ら約600人による救助作業を行ったが、少なくとも43人が死亡し、211人が負傷した(編集部注:本文ママ、25日朝現在、新華社電では死者35人、負傷者210人)。
後続列車の運転士は最後の瞬間までブレーキを握り、レバーが胸に突き刺さった状況で遺体が発見された。
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/07/25 09:24:37
http://www.chosunonline.com/news/20110725000017
【社説】中国の列車事故を受けKTXが心配される理由
23日午後8時34分ごろ、中国の高速鉄道「動車組」が浙江省温州で追突事故を起こし、列車6両が脱線、3両が高架橋からおよそ20‐30 メートル下に転落し、うち1両は今も高架橋に引っ掛かった状態になっている。
現時点で少なくとも35人が死亡し、200人以上の負傷者が発生した模様だ。
事故は、前を走っていた列車が落雷で停止していたところ、後続の列車が追突して発生した。
動車組は時速100キロで走行する従来型の列車を改良したもので、最高速度は200キロにまで引き上げられている。
ただし通常は時速160キロから200キロで走行するという。
中国では今月1日に
「北京-上海間」の高速鉄道が開通したばかりで、自ら「世界最高レベルの技術力」
と宣伝してきた。
ところが開通直後から小さな故障が相次ぎ、今回は多数の人命被害を伴う大事故が発生し、中国の高速鉄道に対する不信は一層高まっている。
韓国でも今年、光明駅近くで発生した脱線事故をはじめ、故障や事故が36件も相次いでいる。
昨年3月から運行を開始した韓国高速鉄道(KTX)山川(サンチョン)=韓国で開発された新型車両=で21件、2004年から運行中の従来型KTXでは15件だ。
高速鉄道は20両編成の場合、全体の重量は 771トンに達する。
これがおよそ900人の乗客を乗せ、飛行機の離陸速度に匹敵する時速300キロで走行中に事故が発生すれば、想像を絶する大惨事となるのは間違いない。
昨年11月に開通した京釜高速鉄道第2期工事区間(130キロ)の場合、56%がトンネルで18%が高架橋となっている。
トンネル内や高架橋の上で事故が発生すれば、事故への対応は一層難しくなる。
監査院は25日から韓国鉄道公社(KORAIL)への事前監査を開始すると発表した。
監査院はまず、KTXが本当に時速300キロの高速で安全に走行できるのかという根本問題から確認しなければならない。
今年だけですでに36件の故障や事故が確認されているが、時速90‐160キロで走行する湖南線では、益山駅で電力変換装置が動かなくなる故障1件しか発生していない。
ここから高速鉄道の事故や故障は、速度と大きな関係があるのではないかという推測が可能だ。
安全が完全に保証できないのなら、まずはKTXの速度を現在の時速250‐300キロから、200‐250キロに落とさなければならない。
中国での惨事は、小さな事故の繰り返しを大事故の前兆と受け取るべきことを示している。
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/07/25 09:25:21
http://www.chosunonline.com/news/20110725000018
KTX:政府当局「当面は故障が出る見通し」
来年上半期までに部品入れ替え
事故や運行トラブルが相次ぎ利用者の不安が高まっている韓国高速鉄道(KTX)に対し、政府当局が介入に乗り出した。
国土海洋部(省に相当)は24日、整備監督の不徹底、部品の老朽化などを、頻発する故障の原因とみて、韓国鉄道公社(KORAIL)に整備監督組織を新設するとともに、部品の交換時期を早めることにしたと発表した。
同部関係者は会見で
「(部品の交換が終わる)来年上半期までは(列車が停止するなどの)故障が多少出るだろう。
理解してほしい」
と述べた。
また、現在は整備士がKTXを整備し、その結果をベテラン整備士が形式的に承認する形を取っており、整備が十分に行われたかどうかを確認する監督機能がほとんどないため、整備の監督を専門とする組織を新設する計画だと説明した。
現在、KORAILの整備士は5000人余りで、このうち45人ほどが整備監督を行っている。
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すごい。
「当面、故障がでるだろう、理解して欲しい」
いともアッサリと言い切ったところが韓国人のスゴさ。
こんなこと理解できるだろうか?
日本人ならきっとグジュグジュ言うことだろう。
さて、あなたなーらどうするー。
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/07/25 08:30:10
http://www.chosunonline.com/news/20110725000011
中国の高速鉄道で大惨事、死傷者少なくとも254人
制御システムの故障で追突、高架橋から転落
今月23日午後8時34分ごろ(現地時間)、中国南東部の浙江省温州市で高速鉄道の列車による追突事故が発生した。
中国の国営メディア・新華社通信が24日に報じたところによると、この事故により、同日午後10時現在、乗客43人が死亡したほか、211 人が負傷し、近くの病院で手当てを受けているという。
事故はこの日午後8時(現地時間)すぎ、浙江省杭州市から福建省福州市へ向かっていたD3115列車が、落雷によって制御系統が故障し、停止したことが引き金になった。
後続のD301列車はこの事実を知らず、そのまま走行を続け、D3115列車が停止しているのを肉眼で見つけてブレーキを掛けたが、間に合わなかった。
二つの列車の運行間隔は15分だったが、 D3115列車の乗客たちは「25分ほど止まっていた」と話した。
高速鉄道の列車は7-8キロの間隔を置いて運行されており、先行列車が故障などで停車した場合、信号を通じ後続列車に伝える自動制御システムを備えていたが、事故当時にはこのシステムが作動しなかったという。
このため、中国の高速鉄道は、ハードウエア的な部分は発達しているものの、
制御システムなどソフトウエア的な部分が遅れているのではないか、との見方が出ている。
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/07/25 08:57:16
http://www.chosunonline.com/news/20110725000014
中国列車事故:安全装置に問題
中国の高速鉄道、事故頻発のワケ
中国高速鉄道の事故は、今回が初めてではない。
時速395キロで世界最速を誇っていた武漢-広州間の高速鉄道は、過去1年間で8回も事故が発生した。
今月1日に開通した世界最長の北京-上海高速鉄道も、開通から1カ月未満にもかかわらず6回も事故でストップした。
中国の高速鉄道で発生する事故の大半は、
落雷や大雪などによる電力供給のストップが原因だ。
また、自動列車保護システムや運行管理システムなど、安全運行のための保護装置にも頻繁にトラブルが発生している。
速度は世界最高を誇るが、安全装置は後進的、というのが専門家の分析だ。
今回の事故も落雷がきっかけだったが、
追突事故が発生したのは運行管理システムが故障したからだった。
逆方向から走ってきた高速鉄道のD3221列車も同じく落雷でストップしていたが、事故は発生しなかった。
韓国の鉄道専門家たちも
「こうした事故は、鉄道運行の基本である制御システムと信号体系が同時に作動しなければ起こり得る」
と指摘した。
落雷で停止していたD3115列車の乗客によると、列車は25分ほど停止していたという。
これが本当だとすれば、25分にわたり、自動で作動するはずの制御システムが作動していなかったということになる。
また、前を走る列車の車掌が事故の状況を管制室に報告し、管制室がそれを後続列車に連絡して運行をストップさせるという常識レベルの安全措置さえも取られていなかった。
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/07/25 08:57:48
http://www.chosunonline.com/news/20110725000015
中国列車事故:日本のメディア、大々的に報道
「『新幹線を超えた』と言っていたのに…」
中国の高速鉄道に対し「ニセ新幹線」と批判していた日本の各メディアは、23日の事故があたかも自国内で発生したかのように大々的に報じている。
朝日新聞は
「中国の鉄道当局は『われわれの技術はすでに日本の新幹線をはるかに超えた』として自信を見せていたが、今回の事故で技術的な自負心に暗雲が立ちこめた」
と報じた。
日本の鉄道専門家は、同紙のインタビューで
「中国の高速鉄道で日本の技術が採用されているのは車両だけで、
(今回の事故原因と思われる)信号などの運行システムは中国独自のものが使われている」
と分析した。
中国が自国の高速鉄道を米国など世界各国に輸出しようとしていた計画も、事実上白紙化される可能性が出てきた、との見方もある。
読売新聞は
「かねて指摘されていた安全性への不安が、早くも現実になった」
「中国が国家的威信をかけて開発し、米国など海外への売り込みを図っている高速鉄道だけに、胡錦濤政権の輸出戦略にとって手痛い打撃となろう」
と報じた。
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TBSニュース
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さらにスゴイのは中国人。
事故車両をコナゴナに砕いて埋めてしまった。
通常なら、事故の検証をして、衝撃時の破壊状況などを調査し、車両の欠点弱点などのをデータを得て、今後の貴重な資料にするのが普通だろう。
それが、将来に向けての高速鉄道の資産になっていくはずなのだが。
なのに、その良質のデータを壊して埋めてしまうとは?
もったいない!
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2011年7月25日11時50分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110725-OYT1T00537.htm
中国鉄道事故、落下車両埋める…証拠隠滅批判も
● 重機で掘った穴に入れられた車両の一部(下)
中国浙江省温州で起きた高速鉄道の衝突、脱線事故で、新華社電は25日、復旧作業が終わり、列車の運行が再開したと伝えた。
現場では、高架から落下した車両が、地面に掘った穴に埋められ、検証作業を後回しにする当局の姿勢が鮮明になっている。
ネット上などでは「証拠隠滅」との批判が一段と強まっている。
追突して落下した先頭車両の脇では24日早朝、数台のショベルカーが地面に巨大な穴を掘った。
穴は幅15メートル、深さ5メートルほどだ。
作業を目撃した地元住民は本紙に対し、
「先頭車両は粉々に砕かれ、穴に埋められた」
と証言した。
同日午後、現場では、穴に土砂がかけられ、残骸の一部だけが露出していた。
ほかの落下車両の周辺でも穴が掘られ、25日には朝からショベルカーが車体を砕き始めた。
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TBSニュース
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ANNニュース
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ひまつぶし検索
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