2011年7月15日金曜日

韓国新幹線:KTXよ、おまえもか!

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 ● KTX



中国新幹線は故障続き。
さらに追い打ちをかけるように今度は韓国新幹線の故障。
新幹線は故障しないものだ」というイメージでこれまで過ごしてきたが、どうもやはり故障はするものらしい。


朝鮮日報 記事入力 : 2011/07/15 14:05:46
http://www.chosunonline.com/news/20110715000042

KTX:走行中の列車から煙、乗客ら避難

150人が乗車していた韓国高速鉄道(KTX)の列車から煙が出る事故が発生した。

韓国鉄道公社(KORAIL)が15日発表したところによると、この日午前9時10分ごろ、ソウル駅を出発し、馬山駅(慶尚南道)に向かっていたKTXの列車から突然煙が立ち上り、乗客らが非難する騒ぎがあった。列車は密陽駅に停車した。

煙は午前11時30分ごろ、東大邱駅を過ぎ、密陽駅に入るところで出始めた。
KTXは整備のため運行を中断、乗客は皆、特急ムグンファ号に乗り換えた。
ある乗客は「警告音が鳴った後、車内に煙が立ち込めた」と語った。

KORAIL側は、急きょ専門家5人を密陽に送り、詳しい経緯を調べている。




2011年07月15日13時55分 [ⓒ 中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/852/141852.html?servcode=400&sectcode=430

KTX運行中に原因不明の煙が発生…乗客100人余りが避難

  15日午前9時10分、ソウル発の馬山(マサン)行きKTX山河が、午前11時に原因不明の煙が発生して途中の駅に停車した。

  コレールの関係者は「KTX山河で煙が発生した」とし「乗客は全員、後続列車に移動させた」と説明した。
これにより、乗客100人余りが全員、後続列車のムグンファ号に乗り換えた。

  コレール側は「漏電により煙が立ったものと推定し、正確な事故の経緯を調査している」と明らかにした。


高層ビルの揺れはついに「原因不明」となったが、今度は突き止められるでしょう。
煙が出たというのはそこが焼け焦げているからで、臭いもしばらくは消えないからすぐに判明することでしょう。


朝鮮日報 記事入力 : 2011/07/16 07:35:
http://www.chosunonline.com/news/20110716000000

KTX:走行中の列車から煙、原因は?

15日午前11時30分ごろ、慶尚南道の密陽駅に入ろうとしていた韓国高速鉄道(KTK)山川(サンチョン)=韓国で開発された新型車両=の列車から煙が発生し、乗客150人が緊急下車して別の列車に乗り換えるという騒動が起こった。

乗客らの話によると、午前9時10分にソウル駅を出発し、馬山に向かっていたこの列車は、密陽に到着する直前に最後部から煙が出始め、煙は客車内にも入ってきたという。
乗客のキムさん(28)は
「非常ブザーが鳴り響いた直後、“漏電のため一時停車するが、すぐに出発するので、座って待つように”という車内放送が流されたが、それから5分ほどたつと、今度は下車を促してきた」
「列車から降りると、一部の客車には煙が充満していた」
と語った。

乗客およそ150人は密陽駅のホームで50分以上にわたり待機したが、後に無窮花(ムグンファ)号に乗り換え、予定よりも50分以上遅れの午後1時ごろ馬山駅に到着した。

韓国鉄道公社(KORAIL)は
「列車後部の1号車と2号車の間にある配電盤から煙が発生した。
現在、釜山車両基地で正確な事故原因を調査している」
「信号システムの異常やそれ以外の外部要因はなかったため、車両そのものに欠陥があったものと推定している」
とコメントした。

しかし、車両を製造した現代ロテムの関係者は
現時点では車両に欠陥があると断定はできない。正確な原因については現在調べているところだ」
と語った。




記事入力 : 2011/07/18 08:21:46
http://www.chosunonline.com/news/20110718000007

KTX:運行トラブルが3日間で3回発生

今月15-17日の3日間、韓国高速鉄道(KTX)が運行中に3回も停止し、利用者の不安感が再び高まっている。

17日午前11時ごろ、約400人を乗せ運行していたKTX京釜線の列車が、慶尚北道金泉市と忠清北道永同郡の境にある黄鶴トンネル(全長9.975キロ)の中で突然停止した。
韓国鉄道公社の関係者は
「電流量調節装置に異常が発生したため、運転士が列車を停止させた」
と説明した。
同装置は車両1両に6台搭載されているが、1台が故障したとしても列車は走行できるよう設計されている。
このため今回のトラブルは、少なくとも2台以上の同装置が一度に故障したために発生した可能性がある、と専門家たちはみている。

乗客たちは暗いトンネルの中で1時間以上も閉じ込められ、列車は到着予定時刻(午前11時48分)より1時間40分遅れの午後1時28分にソウル駅へ到着した。

また、この日午後1時45分には、釜山発ソウル行きのKTXの列車で、発車から30分後に冷房装置が故障した。このため、約800人の乗客はおよそ1時間45分にわたり、蒸し風呂状態の列車内で我慢を強いられ、鉄道公社は大田駅で全ての乗客をほかの列車に移動させた。

一方、15日午前11時30分ごろには、密陽駅(慶尚南道密陽市)に進入中だったKTX山川(サンチョン)=韓国で開発された新型車両=から煙が発生し、約150人の乗客がほかの列車に移動する騒ぎとなった。

鉄道公社は、今年上半期にKTXで脱線などの事故や運行トラブルが相次いだため
「飛行機並みの整備を行う」
「鉄道全般の安全性に関する点検を外部の専門家に依頼する」
などと発表したが、その後も事故や運行トラブルが相次いでいる。
鉄道技術研究院のキム・ギファン高速鉄道研究本部長は
「中心的な部品である電流量調節装置で異常が発生し、列車の運行が停止するのは、整備に根本的な問題があるからだ」
と話した。
なお、今年に入り、KTXでは車両の故障により、運行を中止するケースが計36回発生した。



2011年07月18日08時23分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/886/141886.html?servcode=400&sectcode=430

KTXがまた故障…乗客400人がトンネル内で1時間待ち

  高速鉄道のKTXがまた故障し、乗客がトンネルの中で1時間ほど閉じ込められるという事故が発生した。

  17日のKORAIL(韓国鉄道公社)によると、この日午前11時ごろ、慶尚北道金泉市(キョンサンブクド・キムチョンシ)のファンハクトンネルの中で、釜山(プサン)発ソウル行きのKTX120号列車が突然止まった。
列車は1時間ほどの緊急修理の後、昼12時3分にソウルに向けて再出発した。

  列車には乗客およそ400人が乗っていた。
乗客は
「突然列車が止まった後、『モーターに異常が発生して停車した』という案内放送があっただけで、他の措置なくトンネル内で閉じ込められていた」
とし
「トンネルの中なので大事故につながらないか不安だった」
と語った。

  事故が発生すると、KORAILは緊急復旧班を投入し、モーターなど駆動装置を整備した後、運行を再開した。
しかしこの列車を復旧する間、他の列車は釜山方向の線路だけを運行し、20分-1時間ほどの遅れが発生した。
この列車は釜山-東大邱(トンデグ)を徐行し、予定より14分遅く東大邱駅に到着したため、その前から問題が発生していたのではないかという指摘が出ている。

  KORAIL関係者は
「モーターなど駆動装置に異常が発生したと推定しただけで、正確な故障の原因は詳細な調査後に発表する」
と述べた。

  ファンハクトンネルは慶尚北道金泉と忠清北道栄洞(チュンチョンブクド・ヨンドン)をつなぐトンネル(長さ9.975キロ)で、京釜(キョンブ)高速鉄道のうち釜山金井(クムジョン)トンネル(20.3キロ)に次いで2番目に長い。



韓国新幹線は中国新幹線の先輩に当たる。
はじめはフランスの技術で、その後は自前の技術で作った。
自前でつくり始めてからトラブルが頻繁になっている。


整備しても整備しても故障続発ということになっている。
これからいったいどうなるのだろう。
中国新幹線は韓国新幹線のあとを追い続けることになるのだろうか。
何しろ、1300キロという長丁場。
それを時速300kmで疾走するという。
新品同様のときはいいが、走れば走るほど、
だんだんに歪みが広がっていき、突如
ということも考えられる。

ついにここまできたかという「社説」。
なにか、明日の中国新幹線の様相をのぞき見するような感じがする。


2011年07月19日14時08分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/939/141939.html?servcode=100&sectcode=110

【社説】KTXの運行、一時中断も検討するべき

  「事故鉄」になった高速鉄道KTXの運行を見守る国民の不安感と忍耐心が限界状況に達している。
毎日のように発生する事故のため、命をかけてKTXに乗らなければならないという不満と不信が広がっている。
速くて便利な運送手段の寵児に浮上したKTXが、国民の安全を脅かすものになってしまっている。
KTXの総体的危機局面だ。
許准栄(ホ・ジュンヨン)KORAIL(韓国鉄道公社)社長は、取り返しのつかない大事故が発生する前に、急いで格別の対策を用意しなければならない状況に直面している。

  KTXの事故は今年に入って36回も発生した。
脱線に運行遅延、各種障害など事故パターンが多様であるうえ、原因もモーター・電気・冷房装置の異常などさまざまだ。
ついに先日はトンネルの中で列車が止まり、乗客400余人が1時間も暑さと恐怖に苦しんだ。
また冷房装置の故障で乗客が別の列車に乗り換えるなど、3時間に2件の事故が立て続けに発生した。
一日に2件の事故が発生するのは外国でも珍しいケースだ
このままでは大事故につながるという信号を送っているのだ。

  問題は、事故の原因をめぐりKORAILとKTX車両製作会社の現代(ヒョンデ)ロテムがそれぞれ製作上のミス、運営上のミスなどと主張しながら、責任転嫁をしている点だ。
事故原因の究明がきちんと行われていないということだ。
表面的に見ると事故の1次的な原因は整備不良だ。
しかし幅広い分野と部品で障害が生じているという点で、単純な整備不良レベルでない可能性もある。
KTXの設計・製作・運営全般にわたり総体的な点検が急がれる理由だ。

  国民に不便があってもKTXの運行を一時停止し、全車両を根本的に再整備する必要がある。
国産化を急いだために設計・技術上の問題が生じたのではないのか
徹底的に点検しなければならない。
KORAILのKTX運営と整備システムに問題がないかも詳細に調べる必要がある。
KTXに対する全面監査を検討中の監査院が留意すべき部分だ。
ねじが抜けたKTXを放置し、大型人命被害事故を招くような愚を犯してはならない。





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