2011年7月17日日曜日

なぜ、自民党は人気がまるで上がらないのか

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● 世襲二世型:ジュニヤタイプ、



2011年7月17日09時23分  読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110717-OYT1T00261.htm

自民党に報道チェック部隊、抗議や申し立ても

自民党は、報道機関の論調を調べ、内容に問題があれば対抗措置を講じる「メディアチェック」の担当議員を新設した。

菅内閣の支持率が著しく低迷しているのにもかかわらず、自民党の支持率が思うように伸びない原因の一つに報道機関の自民批判の影響があると見ているためだが、“八つ当たり”気味の対応には党内から疑問の声も出ている。

担当するのは、中谷元情報調査局長、新藤義孝報道局長、菅原一秀副幹事長の3人。

主にテレビ報道を点検し、事実誤認や公平性を欠く内容があれば、局側に抗議したり、放送倫理・番組向上機構(BPO)などの第三者機関に申し立てたりする方針だ。

メディアチェックの導入は、石原幹事長が主導した。
衆院の当選回数別の懇談会で、若手から
「なぜ党の支持率が上がらないのか考えるべきだ」
との意見が提起された際、石原氏は
「自民党を批判するテレビのコメンテーターが悪い」
と、テレビ報道に強い不満を示したという。

自民党は森内閣末期など、党の支持率が著しく低迷した際、報道に神経をとがらせて対策を取るケースがあった。
今回、対策を主導した石原氏は日本テレビ記者の出身。
党内では
「メディアに責任をなすりつけるようでは支持回復はおぼつかない」(中堅議員)
と冷ややかな声もある。


冷静に見れば誰にでもすぐに分かることだが、
現況を作り出した元はと言えば自民党である。
その自民党の尻拭いをやっているのが民主党
となれば、自民党を支持という気にはとてもなれないだろう。
「かわいそうな民主党」という同情は湧いても
自民党に声援を送るという訳にはなかなかいかない。

自民党は昔の社会党のようにジワジワと消えていく運命にある。
言い換えれば、 
「時代の役目を終えた」政党
といっていい。
民主党内は小学校のイジメのような内部分裂に陥り、足の引っ張り合いで醜体をさらけ出しているにも関わらず、「自民党を」という支持の声は聞こえてこない。
やむえまい。
企業と慣れあいの自民党を置き去りにして、おそらく、
しっかりとしたポリシーをもった草の根政党
が、これから勢力を拡大していくのではないだろうか。
そして、民主党と維新党の二大政党制に移っていくのではないだろうか。

「メディアチェック」の担当議員をおいたという。
世襲議員のやりそうなことである。
原因は自分ではない、「周りが悪い」としか見れない二世型。
常に理由を外に求めようとする。

これはもう、自民党が末期的症状を現しはじめているということだろう。
言論チェックをやろう
ということは、もはや 
立ち直れる状況ではないという姿を如実に示している。

この人の残された仕事は、 
いかに華麗に自民党の幕を引くか
 ということである。
「はやぶさ」が南半球の空に光り輝いて消えていったように、時代の使命を終えた 自民党は解党するしか道は残されていないように思える。



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